冬の北海道 雪道ドライブ走り方、楽しみ方

襟裳岬へ向かう

こんにちは、北海道遊び人こと西村彩乃です。

緑あふれ花咲き乱れる夏の北海道も魅力的ですが、真冬の北海道は、厳寒の気候の中、北海道でしか味わえない世界を楽しめます。
道外から、冬の北海道を訪れると、そこは白銀の世界。なれない雪道ドライブは不安ですよね。
ここでは、北海道在住ではない東京在住の私からみた冬の北海道 雪道ドライブ走り方、楽しみ方をご案内させていただきま

目次

雪道ドライブは怖い?

私が初めて冬の北海道を訪れた2018年2月、峠越えのルートとなる北見から旭川に向かう
国道39号線の石北峠や、旭川から帯広に抜ける国道273号線の三国峠などにビビって、
それらの区間は「都市間バス」を利用して、レンタカーでの自走はしませんでした。

雪道を行く都市間バス

でも、「なんとか大丈夫そうかな?」と思って、
それ以降の2018年12月や2019年2月の北海道の旅では、全コース、レンタカーでの自走をしました。
もちろん、2020年2月に計画している3年連続の2月の北海道の旅でも、全コース、レンタカーでの旅を予定しています。

東京生まれの東京育ちなので、雪道ドライブに慣れているわけではありませんし、
冬の北海道ドライブでも何度か怖い思いもしました。そんな雪道ドライブのベテランではない旅行者視線での厳寒の北海道雪道ドライブアドバイスをさせていただきたいと思います。

冬の北海道の雪道ドライブの計画の立て方。

私は、いつも12泊~14泊と長めの旅なので、比較的広範な北海道を楽しんでいますが、
2~3泊の旅の場合は、地域を絞った方がいいと思います。

レンタカーの選び方

道外から訪れる場合、マイカーよりもレンタカーを利用することが多いと思いますが、
冬季のレンタカーは、私の知る限り、ほぼすべてのレンタカー会社が、スタッドレスタイヤ4WD車標準装備にしていますが、必須装備ですから、念の為、確認しておきましょう。

それと車に積もった雪を下ろす「スノーブラシ・スクレイパー」が積まれていますので、
宿泊先のホテルスタッフが雪下ろしをしてくださる場合を除き、スノーブラシで雪下ろしをしてから走り出しましょう。屋根の雪が走行中フロントガラスにズレてきて前が見えなくなります。

ホテルスタッフが車の雪下ろし

ホテルスタッフが車の雪下ろし(紋別プリンスホテルにて)

車種ですが、私はいつもひとり旅ですので、コンパクトカーを借りていますが、多人数だったり、予算に余裕があればSUVでもいいと思います。
車高の低いスポーツタイプの車は、雪道の轍を乗り越える際にこすったりしますのでおススメしません。

旅程は余裕をもって

私は、夏場の北海道ドライブでは、400km以上走ることもありますが、冬場は200㎞以下に抑えています。
冬は暗くなるのも早いですし、吹雪による渋滞もあります。
暗くなってからのドライブは路面状況もわかりませんし、エゾシカが飛び出したり危険がいっぱいです。

このYouTube動画は、2018/12/22ノの札幌近郊での様子です。かなり薄暗いですが、まだ午後2時頃です。

北海道は広いです。
例えば札幌→網走間は、東京から名古屋に匹敵します。
宿のチェックインに遅れそうとか、帰りの飛行機の出発に間に合わなそうとか、
あわてて急ぐと、危険がいっぱい事故の元です。
余裕ある日程の旅をしましょう。

ホワイトアウトは怖い、とにかく怖い

私はホワイトアウトに遭遇する前は、
「猛吹雪で前が見えない状況」そんな風に思っていました。まったく認識が甘かったです。
まず、ホワイトアウトの前段階で、路肩がわからないという状況があります。

 

こちらの画像、北海道でも有数の豪雪地帯の幌加内町の国道275号線の走行画像です。
あたり一面真っ白で道路走行面と路肩の境界がはっきりしないですね。

冬の幌加内町国道275号線

冬の幌加内町国道275号線

 

東京周辺の汚れた雪と違って、路面の雪も路肩の雪も真っ白です。
画像中央に道路境界を示す矢羽根がありますので、前方の状況はわかります。
しかし、今、自分の車がいるすぐ横の道路境界は認識できません。
画像でカメラ位置(自車の位置)が道路中央付近なのがわかりますね。
無意識のうちに、道路中央を走ってしまいます。

2019年2月8日に、折から北海道が「史上最強の寒波」に襲われていた、その日のものです。

もっと状況の悪いときもあったのですが、そんな時は(カメラはセットしてあっても)、
撮影開始の操作をする余裕もなく、運転に専念、多少視界が開けてからの撮影となりました。

 

そしてこのあと、対向車が接近します。

対向車の巻きあげる雪煙で、前が見えなくなります。これが、プチホワイトアウトともいえる状況です。
つまり、ホワイトアウトは、猛吹雪で前が見えないのではなく、
降り積もったサラサラの粉雪が強風で舞い上がった地吹雪によって、周囲が真っ白で何も見えなくなる状態なのです。

 

この動画のあと、国道275号線から離れ、日本海側の小平町に向けて、道道742号線を走ったのですが、そこは強風の冬の日本海側です。
一面の白銀の中を走行中、進行方向の右側で雪煙が上がりました。
思わず「うわっ」と声が出ました。
道路がゆるやかにカーブしているのに気が付かず、右側にある吹き溜まりをかすってしまったのです。幸いにして対向車も後続車もいなく、雪山もサラサラだったので、大事故には至らなかったのですが、今でも、そのときの恐怖が甦ります。
冬の北海道のニュース記事で、「自動車が雪山に突っ込む事故」というのを見聞きすることがありますが、まさか自分が、その直前まで行くとは想像しませんでした。

 

ホワイトアウトは、周囲が真っ白でなにも見えません。

前が見えないのに進む恐怖。

もし、対向車、停止車両がいたら・・・
それは、もちろん後続車にも言えて、安易に停車するわけにも行きません。

ホワイトアウトに遭遇したら、

まずは、とにかく最徐行
フロントライトやフォグランプ、ハザードランプなどを点灯させて、
自車の存在をアピールしましょう。
少しでも視界があれば、安全を確認して路肩に停車。
ほどなく数秒で、完全ホワイトアウトから脱出する可能性が生まれます。

ブラックアイスバーンは気が付かない恐怖!

ホワイトアウトに比べると、ブラックアイスバーンは見えます。
見えますけれど、気が付かないのです。

 

こちらは北見から旭川に向かう国道39号線石北峠です。
幹線道路ですから、路面は除雪されていますが、白くアイスバーンになっています。

石北峠道アイスバーン

国道39号線石北峠アイスバーン

 

石北峠を越えて、しばらく進むと一見アイスバーンがなくなって、
路面が黒々としています。

石北峠ブラックアイスバーン

国道39号線石北峠ブラックアイスバーン

これがブラックアイスバーンです。
アイスバーンでないように見えても、実はアイスバーンなのです。
「やったあ、アイスバーンが終わったあ!ヒャッホ~!」
と、スピードを出して突っ込んでいくと、事故が待っています。

上記2つの画像の元動画をご覧ください。

 

都内で大雪が降った後より、走り易い道もあります。

恐怖の雪道走行の例を先に出しましたが、都内の積雪後の走行より楽な場合もあります。
東京周辺の車は冬もノーマルタイヤがほとんどで、
大雪が降ったときだけチェーンを巻いて走ります。(チェーンナシも多いですが)
その結果、路面の雪はチェーンで削られてガタガタデコボコとなって走りにくいです。
北海道では、ほぼすべての車(バスやトラックも含めて)が雪道用のスタッドレスタイヤを着装しています。
・・・今までの冬の北海道のドライブでチェーンを巻いているのを見たのは1回だけです。
それも大型の除雪車でした。

もちろん、急発進、急停止、急ハンドル、スピードの出し過ぎはしてはいけませんが、比較的、交通量の少ない雪道はフラットで走り易いです。
好天に恵まれれば、楽しい雪道ドライブになります。
こちらは、道北の豊富町道道121号線の走行動画ですが、楽しいドライブに浮かれて「ごあいさつ」しています。

高速道路は怖い!

北海道でも、高速道路が増えてきました。
片側2車線の道央自動車道や、札幌周辺の高速道路は、状況さえよければ走り易いのですが、ときとして、道外ドライバーには恐怖の高速道路となってしまいます。
これは札幌から小樽へ向かう札樽自動車道ですが、
視界は悪いし、交通量は多く流れに乗らなければいけないので、疲れるドライブでした。

2018年12月14日撮影。

それにしても、地元の車はビュンビュン行きますねえ。

 

片側一車線の多い道東自動車道では、その一車線に轍ができて、たまに設置されている追い越し車線も雪で覆われていたりして、
車線変更が難しく、後続車両が来ると、あおられているわけではないのですが、すごく緊張してしまいます。
そんなわけで、私はなるべく高速道路は使わずに、一般道を利用するようにしています。

 

道東、十勝など太平洋沿岸やオホーツク沿いに。

同じ北海道でも、積雪の状況はかなり異なります。(2019年~2020年の冬は全道的に雪が少ないようですが)
札幌を含めた日本海側、札幌から岩見沢、旭川などは、積雪量の多いところです。
それに比べて、太平洋側の十勝や道東などは例年積雪量が少なく、さらにオホーツク沿いも少なめです。
道外から訪れて、冬の北海道を楽しむのはこれらの地域をおすすめします。

別海町の根室湾沿い国道244号線

別海町の根室湾沿い国道244号線

パーキングスペースには雪がありますが、道路は乾いています。

 

こちらの画像は、RICHO THETAで撮影した美幌町から北見市に向かうローカルルートの全天球画像です。
幹線道路から外れても、比較的走り易いです。

北海道美幌町から北見市に向かう道筋、一面の銀世界。 2019年2月16日 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

もう1枚。
こちらは知床は斜里町の人気スポット「天に続く道」です。一面雪に覆われていますが走り易いです。

冬の天に続く道

冬の天に続く道

比較的走り易いと言っても、厳寒の北海道です。
その日の天候、時間帯によって道路状況が急変することもあります。
安全第一のドライブが大前提です。

2020年2月は記録的な小雪でした。

2020年2月の北海道の旅では、記録的な小雪で、
ほとんどの道で、路面に雪がなく、場合によっては完全ドライなときもありました。

この画像はは2020年2月12日の道東中標津町の養老牛温泉近くのモアン山(通称牛の山)付近です。
2020年2月13日養老牛モアン山

しかし、もちろん山懐に分け入っていくと、
真っ白な道が続いていました。
こちらは、2月9日に十勝はトムラウシ温泉に向かう道です。
2020年2月9日トムラウシ温泉への道

こちらは、2月15日、上富良野町十勝岳温泉へ向かう道です。
2020年2月15日十勝岳温泉

さすがに標高1000mを超えますから、
一面の銀世界でした。
2020年2月15日十勝岳温泉

でも、路面は締まった雪道なので、比較的走り易かったです。
この動画はinsta360 one X というカメラで撮影した360°全天球動画です。
スマホのスワイプやPCのマウスの操作で、
周り中を動かして見ることができます。
また、右下の4つのアイコンのうち左端をクリックすると、
表示方法を変えることができます。

 

北海道の道路情報を知るには、

北海道の道路情報は、北海道開発局などの情報を基にした
北海道の道路情報総合案内サイト北の道ナビが、おすすめです。
http://northern-road.jp/navi/
通行止情報や気象情報、ライブカメラによる峠の様子など、いろいろな情報にアクセスできます。

冬の北海道だからこその、-10℃、-20℃の世界を、

安全運転で楽しんでくださいね。

(2020/01/16 西村彩乃)

(2020/05/24加筆)

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